フォニックスを教える前にやっておくと良い音声学習の基礎はPhonemic Awareness(フォネミックアウェアネス)です。日本ではあまり馴染みのない学習方法ですが、移民の多いアメリカでは英語の発音を聞き取れない子供達ののためにPhonemic Awareness(フォネミックアウェアネス)が取り入れられています・Phonemic Awareness(フォネミックアウェアネス)とは何か、そしておうち英語で取りれるにはどうしたら良いかについて解説します。

フォニックを勉強するための準備
フォニックスを効率的に身につけるためにはまずは、これは聞いたことがある!この単語は仲間だ!という感覚が重要です。その感覚を身につける方法がPhonemic Awareness(フォネミックアウェアネス)です。
Phonemic Awareness(フォネミックアウェアネス)とは
移民で家庭では母語、学校では英語を話すこどものために開発された教授法です。聞きなれない英語を聞き取るために耳を鍛えることを目的としています。フォニックスの前段階で言葉の音や音のグループに焦点を当てさせる理論と言えます。

音声学の研究によると、小さい頃からライミングやアリタレーションをたくさんきいた子どもは聴覚が発達します。1日に15分程度の読み聞かせやゲームだけでも効果的で、言語感覚がどんどん磨かれていきます。
アメリカの幼児教育の研究によると韻を踏んだ童歌やマザーグースなどの言葉遊びになれていると子どもは無理なく文字をよめるようになるそうです。
フォネミックアウェアネスで使われる用語
音の規則性に気づいて、仲間があるということに気づくことがフォネミックアウェアネスです。ライミングやアリタレーションといった音が共通する部分のある単語が存在することを学びます。
ライミング
同じ音で終わる単語
ワードファミリー
同じ音、同じ単語で終わる単語のグループ
アリタレーション
同じ音で始まる単語
シラブル
音節
ブレンディング
音をつなげて単語を作ること
音の位置に注目したり、音を数える音の操作 単語のはじめやおわりの音を置き換えてみる遊びなどがあります。
サイトワードリスト
パッと見て読みがわかることが望ましい単語のリスト
マザーグース
英語版わらべ歌。手遊び歌や韻を踏んだ歌が多い。
おうち英語でも使える!フォネミックアウェアネスのやり方
実はフォニックスを教える前にやっておきたいのがフォネミックアウェネス。おうちでもできる簡単な勉強方法と教材についてご紹介します。
ワードファミリーをゲームで学ぶ
ワードファミリーとは韻を踏んでかつ、スペルも同じ単語の仲間です。
楽しみながらカードやゲームで学ぶことができます。
もう少し、じっくり学びたい場合はワークを使って勉強しましょう。
アリタレーションをCDやDVDで学ぶ
音声学習の基本はとにかく、聞くことです。子どもと一緒にCDを聞いたり、DVDを見たりするだけで自然と身についているという状態が理想です。
アプリでブレンディングをやってみる
音をつなげて単語を作る遊びはアプリで簡単に行うことができます。ABCフォニックスではアルファベットを並べて単語を作るゲームがあるのでブレンディングの遊びが簡単にできます。子供が自動的にゲームのように遊んでくれるのでママは楽です。

マザーグースを聞く・歌う
幼稚園児なら手遊び歌もおすすめです。YouTubeにたくさん乗っているので、好きなものを選んで見ましょう。
BabyBus
チャンネル登録者390万人以上の超人気チャンネル。ビビットなイラストで英語がわからなくてもシチュエーションで意味がわかります。
おうち幼稚園
まとめ
子供は言葉遊びが大好きです。同じ音や似ている単語を楽しみながら学習することができます。文字と音を組み合わせの法則を学ぶ前に、「この単語聞いたことあるな~」という感覚を作ることがフォネミックアウェネスです。一度聞いたことがあれば、学習するスピードも早くなります。簡単にできるのでぜひやって見てください。