サイトワードはフォニックスと同時に取り入れると効果的な学習法です。ネイティブスピーカーの小学生は文字の読み書きの勉強としてサイトワードを学校で学んでいます。ネイティブスピーカーでも読み書きのトレーニングには苦労しています。外国語として英語を学ぶ私たちにとってもとっても有用な学習法です。このページではサイトワード の種類や勉強法などを徹底解説します。


サイトワードとは
英語を読む際に一目sight でわかるようにしておくべき単語集です。単語を一目で認識できるようになると一文字一文字分解しながら音を拾う読み方でなくなるので、本を早く読めるようになり、読解力が向上します。サイトワード英語話者が日常生活で使用頻度が高いよく使う単語やフォニックスルールに当てはまらない例外単語がまとめられたリストなのですべて覚えると効率の良い学習になります。サイトワードは単語と単語をつなぐ糊のような役割を果たします。しっているとスムーズに読解が進みます。
サイトワードの種類
サイトワード に含まれる単語は頻出単語とフォニックスの原則に当てはまらない例外単語です。
it, can, and will.など何度も目にする単語です。リストをすべて覚えると新聞だと50%、子供向けの絵本だと80%の内容を理解できるといわれています。
フォニックスの原則に当てはまらない例外単語
buy, talk, or comeなどフォニックスルールの中の例外単語もリストに加えられています
ドルチワードリストとは
いくつかあるサイトワードのもっとも広く使われているリストです。1930年代に教育学者のエドワードドルチによって考案されました。220語のリストプラスよく出る名詞、95語で構成されて、これらをマスターするとこども向け絵本は80%、大人向けの読みものなら50%をカバーできます。

フライワードリストとは
フライワードリストはドルチワードの上級バージョンです。1950年代にフライ氏よって作られました。1000語から成り立っており、すべてマスターすると日常的に目にする新聞やウェブサイトの90%を理解できます。
ノンネイティブが綴れると便利な150語リスト
Top 150 Written Wordsとよばれるリストは英語を外国語として身に着ける学習者のために開発されたリストです。
サイトワードの学び方
サイトワードの学習のポイントは繰り返し学習することです。単語の形に慣れて、即座に認識できることが大切です。学習方法はフラッシュカード、ポスター、ゲームを通して使用頻度や目にする回数を増やす方法がおすすめです。
学習する際に便利なのがサイトワードドットコムというサイトです。サイトワードドットコムは子供の読み書きの力を育てたいというネイティブスピーカーの保護者や先生のための学習支援サイトです。ネイティブ向けですが、外国語学習として英語を学ぶ私たちにも十分利用価値のある教材が無料で提供されています。ゲーム教材やフラッシュカード、ワードポスターなど、購入すると高価なものでも無料でダウンロードできます。ゲームについてはやり方も記載されているので便利です。
フラッシュカードで学ぶ
フラッシュカードで何度も繰り返し繰り返し学ぶ方法です。フラッシュカードを使うときのポイントは発音しながら高速でめくることです。慣れてしまえば短時間でたくさんの単語を学ぶことができます。
リストを見る
リストを壁に貼って何度も目にするようにするだけでも効果があります。単純接触効果といわれて心理学的にも学びのハードルを下げることが証明されています。
ゲームで学ぶ
ゲームで楽しみながら学ぶこともできます。
お家でできるサイトワードゲーム3選
ドルチサイトワードには様々なゲームが紹介されています。どのゲームもカードが無料ダウンロードできます。たくさんのゲームが紹介されているのでサイトワードドットコムでもご覧ください。

ハエとりゲーム
用意するもの
ハエたたき、ハエのカード
カードを読み上げ、読まれた単語をたたきます。カードはサイトワード ドットコムからダウンロードできます。
魚釣りゲーム
用意するもの
割りばし、タコ糸、マグネット、クリップ、魚カード
魚のカードをHPからダウンロードします。単語を伏せた状態で、指定された単語を探すゲームになります。引いた単語を一緒に読み上げて正解なら自分サイドに山積みにしていきます。
トミカパーキングゲーム
用意するもの
トミカ、カード、マスキングテープ
マスキングテープとワードカードで駐車場を作ります。
カードの単語をランダムに読み上げて子供にトミカを正しい駐車スペースに止めさせます。
ほかにもたくさんのゲームがあります。

ワードリストはいつ始めるべき?
小文字をすべて理解している段階で始めると効果的です。フォニックスとは異なり、音を正確に知っている必要はありません。
サイトワードを始める前にやっておくこと
知っている単語を増やす
サイトワードを始める前にできるだけ聞いたことのある単語があると文字と音がつながりやすくなります。普段からDVDを見せたり、CDを聞かせたりして聞いたことある!
という単語を増やすようにしましょう。
文字を学ぶ
サイトワードが学習できる状態になるためには英語の小文字を覚えている必要があります。アルファベットパズルやポスターなどが生活の中にあると自然とおぼえられるので、ゲームやポスターで自然にとりいれることをお勧めします。
まとめ
サイトワードとフォニックスは同時進行で行うと効果的です。フォニックスで文字と音の関係を学びながら、一瞬で単語を認識できる力があると読解力が飛躍的に向上します。よく使われる単語がリストになっているので、学習を効率化させるのにもぴったりです。ネイティブスピーカーの子供たちも学習しているものなので外国語とし学ぶ私たちにもとても効果的な学習教材になります。