教育費、老後の資金を効率的に作っていくにはやっぱり貯めるだけでなく増やす知識も必要。「でもどうやったらいいの?」「でも投資ってリスクあるよね?」このページではそんな投資に関する疑問を持つ投資初心者ワーママが知っておくべき投資の基本について解説します。


投資は怖い?は知識があれば解決できる
堅実なママほど投資には実は慎重です。日本株は最近やっと30年ぶりに回復しましたが、長期間低迷していましたし、リーマンショックやコロナなどで大幅に下落したニュースを見るとなかなか慎重になるのも無理はありません。
有名なピケティーの理論にも証明されているように、労働よりも投資でお金が増えていくことは確実です。ワーママは仕事と家庭を両立しながら頑張っているのだから、お金にも働いてもらいたい!と思っている方も多いかと思います。安全に資産を増やすための知識や勉強をしていきましょう。
短期間に下落することは必ずあります。ですが長期間でみると成長していることが多いので、投資を始めるなら長期で積立して行える余裕資金で行うことが大切になってきます。
ワーママに向いた投資方法は?
投資には外貨預金、株、債券、仮想通貨など様々なものがあります。株に関しても長期投資と短期投資などいろんな方法がありますが、忙しく投資の勉強がなかなか取れないワーママは積立の長期投資が一番簡単で、しかも効果的です。
まずはお金を3つの口座に分ける
投資を始める前に、まず、自分のお金を3種類に分けてみます。
1 日常で使うお金・・・・・・預金口座 普通預金
2 2~3年以内に使うお金・・貯蓄口座 定期預金・国債・国内債券の投資信託
3 将来的に使うお金・・・・・証券口座 株式・投資信託・REIT・ETF
投資は価格変動のリスクがあるので、下がった時に換金してしまうと損になります。たとえ、下がったとしても、上がるまで待てるよう余裕資金で始めるのが基本です。
リスクとリターンの考え方
「損」と「リスク」の違いを知る
投資のリスクは損をすることではなく、価格の振れ幅のことです。一般的に大きいリターンが期待できるファンドはリスクも大きく、反対にリスクが小さいファンドは期待できるリターンも小さくなる傾向があります。
購入を考えている投資商品が過去にどれだけ値上がりしたか、値下がりしたかを想定しておくことは大切です。とりわけ、最も大きな下落の可能性を想定しておくことは、投資金額や資産の配分を決める上でのヒントになります。
投資初心者ワーママの投資のポイント
資産分散でリスクを抑える
ひとつの資産に集中して投資するよりも、値動きの異なる複数の資産を組み合わせて投資する方が投資全体の値動きが緩やかになる効果が期待できます。
一般的には、株と債券は反対の値動きをするので、株が値下がりしても、債券を持っていればカバーすることが可能です。
時間分散でタイミングを逃さない
投資する際は、安い時に買って高い時に売るのが一番ですが、そのタイミングはプロでも難しいです。一度に全てのお金を投資するのではなく、何回かに分けたり、毎月一定額を積み立てると購入時期を分散させることができます。
長期で保有する
短期で見ると一時的な要因で株化は大きく下落することもあります。長期になればなるほど経済が成長していくため、下落を気にする必要がなくなります。
忙しいワーママ向けは投資信託とREIT
投資ってまずは何から始めたらいいの?どの株がいいの?そんな時な投資信託やREITから始めると投資の勉強をしながら経験を積むことができます。
投資信託とは
投資信託とは多くの投資方から集めた投資資金を一つの大きな資金にまとめて運用する金融商品です。資産運用の専門家である運用会社が国内・海外の株式やリートなどに分散して、そこからえてあり駅を投資かの投資額に応じて分配します。
REITとは?
REITとは不動産年信託で多くの投資かから集めた資金でオフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産などを購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する投資信託です。国内の取引所に上場している不動産投資信託をJーREITといいます。
REITの魅力
⑴オフィスビスなど、個人では投資しづらい大型物件への投資が可能。
⑵不動産投資の専門会社である運営会社が投資家に代わって運用。
⑶複数の不動産に分散投資しているので安定した分配金を得ることが可能。
投資信託やリートを始めるなら
初めての投資信託の積み立ては積み立てNISAからのスタートがおすすめです。投資すると、配当と譲渡益には20%ほどの税金がかかります。長期で運用するほど配当も多くなり、税金も高くなるため税金の負担が大きくなります。NISA枠なら非課税で運用できるのでお得に始められます。iDeCo枠も使うと節税効果もあります。NISAとiDeCoはどちらも非課税ですが、投資できる金額が違ったり、選べる金融商品に利害があります。注意点としてはiDeCoの場合は60歳まで出金ができないので、老後資金として絶対に手をつけない!と決めたお金で始めるようにしましょう。
積み立てNISA | iDeCo | |
限度額 | 年間40万円 | 働き方によって異なる |
引き出し | いつでも引き出せる | 60歳まで引き出せない |
非課税 | ○(20年間非課税) | × |
所得控除になる(節税) | ○ | × |
投資商品 | 投資信託、ETF | 定期預金、保険商品、投資信託 |
NISAやiDeCoとして投資できる投資信託は金融庁の定める規定に沿ったものばかりなので、長期投資する上で比較的安心して投資できます。
まとめ
ワーママは忙しいからある程度積立のポートフォリオを決めて一年1回ほどの確認くらいで済ませたいところです。そんな時に便利なのが投資信託やREITです。初めから銘柄選びは難しいし、売り時や買い時も勉強してから始めたいところですが、なかなか時間がない場合はとりあえず投資信託のつみたてやREITの購入から始めると時短で投資が開始できます。